迷人の雑言(平成29年分)

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12月分( 「 日馬富士関連のニュースばかりで・・・ 」 
29-12-01
 
 11月はニュースもワイドショーも、明けても暮れても日馬富士の暴行問題一色でした。
 真相に迫るようなネタを取材することもなく、いろんな人が出てきていい加減なことを言うだけ
の番組になってしまっています。
 早々に白鵬が、「日馬富士はビールビンでは殴っていない」と発言し、貴ノ岩の入院時の診
断書に対してだけ相撲協会の反論が出たり・・・。
 これでは貴乃花も「協会は信用できない」と思っても不思議ではありません。

 それでも、協会に反旗を翻した貴乃花に対して批判的な報道になって行きました。
 日馬富士より貴乃花の方が悪いといった論調です。
 日馬富士の暴行事件と貴乃花の行動をごちゃ混ぜにした議論になってしまっています。
 世論操作が行われているのではないかと思うこともあります。
 まるで小池さんを持ち上げたり、こき下ろしたりの時の再現のようです。

 白鵬が「日馬富士も貴ノ岩も土俵に上がってほしい」なんて発言をしたりしていましたが・・。
 そもそもこの問題は、モンゴル会でもない会合に白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱が押しかけ
て、過去の貴ノ岩の発言に関して貴ノ岩をかましに行ったことから始まったわけで、白鵬がそ
の中心人物のはずなのに他人事のような発言をしています。
 自分は手を下さず日馬富士にやらせたとすれば、この問題の中で一番卑怯なのは白鵬なの
ではないでしょうか。
 そのへんはテレビでもほとんど誰も指摘しませんが。

 白鵬は「単なる【かわいがり】だった」と言っているようですから、相撲村という村社会の本質
としては大した問題ではないと思っている感もあります。
 結局日馬富士は引退ということになりましたが、最終的な評価は相撲ファンが決めることに
なるでしょう。
 「礼儀を教えるために殴った。」
 引退会見に及んですらこんなパラドックスのようなことを言う現実。
 そして、引退したら美談になってしまって、抜本的な改革には至らない現実。
 さて、こんな相撲界に対してファンは留まるのかそれとも逃げていくのか・・・。
 決して「池坊なにがし」の意見で今後が決まるものではありません。

 村社会的な弊害といえば、鉄鋼会社のデータ改ざんなどが問題になっています。
 組織の閉鎖性、強権性ということに起因していると考えられます。
 私が会社にいる時によく上司から言われたのが
 「悪いことは早く言って来い。いいことは言って来なくてもいい。」
 ということでした。
 私も部下にそう言って接するように心がけました。
 上司も部下も、人間の心理としては普通は逆になってしまうんですけどね。

 会社なり団体がダメになっていく(ダメになっている)のには原因が2つあります。
 一つはきちんとした組織なっていないこと。
 要は組織で仕事をする体制になっていないことです。
 個人の仕事の集合体みたいなものは組織ではありません。
 相撲協会はきちんとした組織になっていないということでしょう。
 学校などもきちんとした組織になっていないからこそ問題が絶えません。

 もう一つは組織の風通しの悪さです。
 風通しを良くするには、聞く耳を持つ上司がいないといけません。
 特にトップのその姿勢が重要です。
 上司が強権的になると、その上司の顔色を伺うようになり、正しい情報が伝わらなくなってし
まいます。
 どこかの政府のように、間違った忖度が行われたりします。
 あるいは怒られるから黙っておこうとか。

 この問題はその会社の伝統みたいなものになっていますので、一たび問題が起きてしまう
と、ちょっとやそっとの努力では改善できません。
 従って、何度も同じようなことを繰り返してしまいます。
 三菱XX(グループ)などという会社はその典型みたいなもの。

 今回の日馬富士問題でテレビに出てきて話をしている人たちは、組織についてわかっている
ような人は見受けられません。
 そんな人たちがどんな指摘をしようが刹那的な感情論にしか過ぎず、問題が根本的に解決
するような意見は出てきません。
           

11月分( 「 衆議院選挙が終わりましたが・・・ 」 
29-11-01
 
 衆議院選挙が終わりました。
 結局自民党の大勝利ということになりました。
 小選挙区制度では、野党が分裂すれば与党に有利に働くというのは自明の理です。

 今回の総選挙は「希望の党」のドタバタ劇に終始した形となりました。
 小池さんの華々しい登場で設立された希望の党ですが、結局失速してしまいました。
 希望が失望になり、やがて絶望になってしまいました。
 小池さんの「化けの皮」がはがれてしまったということでしょう。
 私は東京都知事選の時から小池さんは評価していませんでしたが。
 小池さんは「現代のジャンヌダルク」などと称されていましたが、もともと「ジャンヌダルク」は
最終的に「火あぶり」になってしまいます。
 「火あぶり」はともかく「火だるま」になったことは確かです。

 小池さんのことを「厚化粧の客寄せパンダ」と揶揄する向きもありましたが、化粧がはげてみ
ると「パンダ」ではなく単なる「緑のタヌキ」だったようです。
 民進党から希望の党に移って選挙を戦った人たちは散々です。
 「小池にはまってさあ大変」
 ということになってしまいました。

 マスコミもゲンキンなものです。
 都知事選、都議選、希望の党設立時と小池さんをさんざん持ち上げていましたが、ひとたび
風向きが変わったら手のひら返しです。
 もともと小池ブームを作ったのはマスコミです。
 マスコミも視聴率優先なのでしょうが、まともな報道姿勢は見られませんでした。
 信用して見られるのは「池上さん解説」の番組ぐらいでしょうか。
 
 これから希望の党はどうなってしまうんでしょうか。
 小池さんも意欲は無くしてしまったでしょうから、いずれ代表を辞めてしまうかもしれません
し、また党も分裂してしまうかもしれません。
 何より小池さんの政治生命も終わった感じがします。

 そんな中で「立憲民主党」が勢力を伸ばしました。
 中身は民進党の一部の勢力ですから、特に変わり映えがしないのですが、小池さんから締
め出されて新党を設立したという、いわゆる「判官びいき」的な人気もあったのでしょう。
 公明党の山口代表が
 「どうしようもなかったあの民主党政権の総理大臣だった菅さんや、官房長官だった枝野さん
がいる立憲民主党なんですよ!」
 と批判演説をしていました。
 確かにその通りなんですが
 「自民党ならともかく、【ゲタの雪】のおまえらが言える筋合いかよ!」
 と思わずツッコミを入れてしまいました。

 その公明党ですが、ネットで選挙関連の検索をすると
 「軽減税率を実現したのは公明党・・・」
 という宣伝が出るようになっていました。
 「まだ軽減税率をダシにするつもりかよ!」
 とこれまた叫んでしまいました。
 日本人にはこの軽減税率導入は世紀の愚策だと思っていますので。
 忘れやすい日本人には単純な消費税アップだけなら、一時だけで忘れてしまうのに、軽減税
率があったらその都度消費税を思い出してしまうからです。
 消費税が5%から8%にアップしたことなんて、もう誰も気にしていないと思います。

 消費税をアップしたから消費が冷え込んでいるという人がいますが、多分それは間違いだと
思います。
 先行き不安と経済政策の失敗が原因なのではないでしょうか。自民党は
 「消費税のアップ分は財政健全化に使う。」
 と言っておきながら、財政健全化は先送りして「教育無償化」に使うという、お得意のバラマ
キ政策を持ち出してきました。
 やっていることは、赤字国債を発行して教育無償化を実施するというのといっしょです。
 決めたことを平気で変えてしまう政治姿勢こそが、先行き不安を引き起こしている原因になっ
ていると思います。

 更には現在の超低金利が、消費冷え込みの諸悪の根源だと思います。
 大企業にはいいのかもしれませんが、庶民、中でも年金生活者には預金に金利がつかない
状況が続く中では、お金を使う気分にならないと思います。
 何せ、国債を1,000万円持っていても、年間の利息は4,000円を下回るような状況です
から、消費意欲が湧くわけがありません。
 かといって、株や投資信託に手を出せば、なけなしの財産を失ってしまう恐れもありますから
ねえ。(私も投資信託で失敗した経験者です。)

 ともかく選挙は終わったものの、これからも自民党の一強状態は続きますし、何か政治状況
が良くなる兆しもありませんから、相変わらずのドタバタ国会を見ながらこの国の先行きを憂う
しかないようです。
 もっとも先行き短い私にとっては、もはやどうでもいい気もしていますが。
           

10月分( 「 衆議院が解散されましたが・・・ 」 
29-10-01
 
 衆議院が解散されました。
 「仕事人内閣」ということで改造内閣を作ったはずが、ほとんどの大臣は何も仕事をしないで
辞表を提出した形となってしまいました。
 選挙後の内閣でまた指名されるのかどうかわかりませんが。

 選挙で注目されるのが、話題のあの議員たち。
 「豊田真由子」、「中川俊直」、「山尾志桜里」の3人を選挙民がどう判断するのか。
 その結果で、その選挙区の有権者の民度が計り知れます。
 もっとも、これらの議員は無所属で出馬するんでしょうから、元の所属政党が選挙区に対立
候補を立てない場合は、政党としてその議員を応援しているようなものですから、判断は難しく
なります。

 現行の小選挙区制度では、基本的に個人よりも政党を選ぶわけですから、その個人の資質
や人柄などは二の次になってしまいます。
 なおかつ、選挙の時にその個人の評価について判断するような材料もありません。
 上記の3人は、ほかの人よりは判断する材料をたくさん提供してくれたわけですから、多少な
りとも考える材料にはなりますが。
 政党も、公認しないなら対立候補を立てるようなケジメをつけてほしいものです。

 小選挙区制度は、「政権交代可能な2大政党制」を目指して作られたわけですが、2つ目の
政党が育ちません。
 民進党もダメ、維新もダメ、もちろん共産党もダメ。
 「小池新党」なるものも作られましたが、これも「理念がわからない」、「組織がない」などで、
風に乗るしかない政党です。
 そうこうしている間に民進党が解散してしまいました。
 小池新党へ合流するんだそうです。
 小池さんは「日本をリセットする」なんてわけのわからないことを言っています。
 さて、この新党ですが、今回の選挙である程度の議席を確保したとしても、次の選挙ではブ
ームは去っています。
 風に乗っただけの政党は民主党の二の舞になってしまいます。
 風に乗せてしまう国民も国民ですが。。

 一時期「みんなの党」に期待したんですけどねえ。
 一時議席を減らしたとしても、今後とも自民一強時代が続くことになるんじゃないでしょうか。
 「支持政党なし」が50%を超える状況で、不幸なことではありますが。
           

9月分( 「 話題はつきず・・・ 」 
29-09-01
 
 8月もワイドショーネタはつきませんでした。
 そしてまた突っ込みどころも満載でした。

 まずは不倫問題。

 「斉藤由貴」が医師と不倫。
 斉藤が用意した部屋に医師が「手ぶら」で往診に来る。
 二人で映画を見に行って、手つなぎデート。
 手をつないだのは、階段を下りる時によろけそうになったところを、医師が手を添えてくれた
もの。・・・と言い訳をしていましたが、ビデオでは階段を下りたあとだったことがわかり、ウソが
バレてしまいました。
 不倫以外の何物でもありません。

 「宮迫博之」が2人の女と不倫。
 「下心があったけど、こういう時期だからやめておきましょうと女から断られて、思いはとげら
れなかった。」
 と言い訳していましたが、納得づくで女が先に部屋に入っていて、あとから男がその部屋に
入って行って、そこで断られるなんてことはありません。
 本当に断る気なら女は部屋には行きませんし、部屋に入れるはずもありませんし。
 「オフホワイト」でも「ダークブルー」でもなく完全に「ブラック」です。
 宮迫も宮迫ですが、女も女です。

 「上原多香子」がTENNさんと夫婦関係にあった時不倫をしていて、それが原因でTENNさ
んが自殺したということで、TENNさんの遺書が公開されました。
 この件については、なぜかしたワイドショーもあまり取り上げたがりませんでした。
 TENNさんが自殺したからということかもしれませんが、むしろ宮迫なんかよりもっと取り扱う
べき問題だったのではないでしょうか。
 もっともワイドショーだと「おもしろおかしく」取り上げたいたいわけで、それにはちょっと内容
が重かったのかもしれませんね。

 政治家ネタもいろいろ。

 「豊田真由子」議員の政策秘書に青森県・町会議員の「松森」なる人物がなったということで
話題になりました。
 「町会議員と国会議員秘書の兼業はできるのか?」
 という批判も上がりましたが、国会議員が了承すれば法的には問題ないということでした。
 その後、この「松森」なる人物が、神奈川県で国会議員の秘書をしていた時に、詐欺まがい
な行為をして、お金をだまし取っていたことが判明。
 本当に豊田議員が兼業を認める書類を国会に出しているのか?
 そうでなければ、「松森」氏が勝手に「公文書偽造」したことになります。
 詐欺を行うような人ならそれくらいのことはするんじゃないの・・・と庶民は思います。
 そうこうしていたら、さすがにこの詐欺行為が報道されて「これまで」と思ったか、政策秘書は
辞めてしまったようです。
 それにしても、豊田議員は雲隠れをしたままで、自分の釈明会見もしていませんが、この「松
森」なる人物の政策秘書への登用への行きさつについてもきちんと説明すべきでしょう。
 本当に豊田議員が兼業を認める書類を国会に出していたのかも含めて。

 あのゲス不倫で議員辞職した「宮崎謙介」氏が、「今の時代に求められる議員像」という地方
議員を対象にしたセミナーを開催しようとしていたのが中止になりました。
 自虐ネタ的、しくじり先生的なノリで開催しようとしたのかもしれませんが、さすがに不評でマ
スコミのバッシングを受けました。
 当然の成り行きといえばその通りですが、不思議なのは妻であり国会議員である金子議員
がなぜ止めさせようとしなかったのかです。
 国会議員や地方議員というのは庶民とはかけ離れた常識の世界にいるのかもしれません。

 最後にあの「今井絵理子」の不倫相手と言われる神戸市議の「橋本健」が印刷物の架空発
注で政務活動費を詐取したという報道がありました。
 言い訳めいた会見を行っていましたが、「ニセ領収書を作った」と言う人物が出てきて万事休
すと思ったか、議員を辞職してしまいました。
 今後は「今井絵理子」の政策秘書になるんでしょうか。
 政務活動費の不正受給に関しては、兵庫県ではあの号泣県議の件で相当話題になったは
ずなのに、やはり何も正されていなかったということですね。
 以前にも述べましたが、この政務活動費の問題は、支給の仕組みが悪いわけですから、根
絶することは不可能でしょうし、全国各地で今も不正が行われていることでしょう。
           

8月分( 「 政治への落胆 」 
29-08-01
 
 梅雨も明け、暑い夏本番となっていますが、世間ではいろんな話題で熱くなっています。

 「炎上4女傑」とも言っていい人たちの話題で、ワイドショーも炎上しています。
 「豊田真由子」、「上西さゆり」、「稲田朋美」、「松居一代」の4女傑。
 最近は「豊田真由子」が押され気味になってしまっています。
 心ならずも炎上してしまった人もいますが、「上西さゆり」と「松居一代」は自ら積極的に炎上
させているようにも思えます。
 いわゆる「炎上商法」というヤツでしょうか。
 「松居一代」は一般人だから面白がっていればいいですが、ほかの3人は国会議員なので、
面白がっているわけにはいきません。
 税金で給料を払っているわけですから。
 どうしてこんなにロクでもない国会議員が多いんでしょうか。
 特に女性議員が・・・。

 そうこう言っていたら、「今井絵理子」も略奪不倫だとかで5傑目が出てきました。
 議員の不倫で散々問題になっている最中に何をやっているんでしょうか。
 欲情を抑えきれなかったのかもしれませんが、こらえ性がありませんね。
 障害を持つ子どもをひとに預けて、ホテルで不倫三昧だとか。
 本人は
 「一線は超えていません。」
 「略奪不倫ではありません。」
 と言っていますが、誰もそんなことは信用しません。

 「五木ひろし」の唄に「 月物語 」というのがあります。
 その曲の歌詞の中に
 「♪ 一度の逢瀬 許したら 二度が三度に続くもの 」
 「♪ 誰か不幸にしなければ 恋は叶わぬものですか 」
 とあります。
 昔から「歌の文句にある通り・・・」と言います。
 妙な言い訳はしない方がいいと思いますけどねー。

 その「今井絵理子」に対して
 「障害を持つ子どもを選挙で利用したんかよ!」
 とは巷の声。
 もっともこういった「客寄せパンダ」に引き寄せられて投票してしまう選挙民にも責任がある
わけですが。

 国会の閉会中審査も行われましたが、消化不良の感は否めません。
 テレビでも取り上げていて、「政治評論家」なる人が出てきていろいろ言っていましたが、庶
民感覚とはかけ離れた論評をする人がいました。
 いわゆる「御用評論家」なんでしょうね。
 記者クラブも同じようなことになると言われていますが、政権に近づきすぎると政権寄りの考
え方しかとれないようになってしまうということでしょう。
 読売新聞が前川前事務次官の個人攻撃をしたのも、同じような要因だったのではないでしょ
うか。

 それにしても野党も突っ込みが甘いですね。
 「なぜココを突っ込まないんだよー!」
 とウジウジしながらテレビを見ていました。
 野党議員にも庶民感覚がないのか、それとも単に頭が悪いのか。

 そんな中、民進党の蓮舫代表が辞任しました。
 が・・・。それで民進党の支持率が上がるわけではありません。
 国民は民主党に政権担当能力がないことを知ってしまったので支持しないわけですから、民
主党政権時代にその中枢にいた人たちが相変わらず党の要職にいるようでは、支持されるわ
けがありません。
 一般社会では倒産した会社の社長だった人が、新しく出直す会社の社長や副社長になった
りはしませんが、民進党は違うようです。
 野田さんが幹事長をやったり、次の代表候補に枝野さんや前原さんの名前が上がったり。
 そういった人たちを一掃しないかぎり民進党の浮上はないと思います。

 ・・・ということで、これからも変わりようがないであろう政治体質に
 「これじゃあ韓国といっしょじゃん!」
 と嘆くばかりです。
           

7月分( 「 この人たちの行く末は・・・? 」 
29-07-01
 
 自民党の国会議員である「豊田真由子」氏が自民党に離党届を出しました。
 自身の秘書に対する「パワハラ・暴行」が明るみに出たためです。
 「自民党に迷惑をかけたくない。」
 というのが離党の理由だそうですが、一番迷惑を受けたのは当の秘書であり、続いては選挙
区の選挙民であり、更には国民です。
 そもそもそんな人が国会議員でいることが国家的損失です。
 本人は議員辞職する気はないようですが、そもそもこんな人を担ぎ出して候補者にした自民
党にも大きな責任があります。
 自民党を離党したら自民党の責任がなくなるわけではありません。

 この豊田議員もいわゆろ「安倍チルドレン」の一人だそうです。
 公募で候補者になったようですが、この公募制度にも問題があります。
 公募で集まって来るような候補者などというのは、現在の職業を簡単に捨ててやって来るよ
うな人なわけですから、そもそも一流の人である確率は低いわけです。
 だからこそ、政党側の選ぶ目の厳しさが求められます。
 ところが政党側にはそれほどの意識は無く、「国会で手を挙げる要員」が確保できればいい
という程度の思いでしかないと思います。

 自民党の河村元官房長官は
 「そんな人(パワハラするような人)はいっぱいいる。豊田議員がかわいそう。」
 などと養護していました。
 自民党の2回生議員の不祥事が多いですが、こういった自民党の環境・体質にも問題があ
るのではないでしょうか。

 もっともこういった問題は自民党に限ったことではありません。
 折しも東京都議会議員選挙が行われていますが、「都民ファースト」にも同じような候補者が
含まれているはずです。
 「小池さんに賛成だけすればいい要員」なわけですから、議員としての資質なんてどうでもい
いわけです。

 公明党だって、「自分たちが存在するだけ」が目的の選挙になって、小池さんにすり寄ってし
まっています。
 小池さんもいずれいなくなりますが、その時はまた違う人にすり寄って「自分たちの存在だ
け」を追い求めていくことになるんでしょう。
 政策なんてどうでもいいということです。

 地方議員にも不祥事続出です。
 ガソリン代の不正請求に青少年淫行に盗撮・・・。
 議員としての資質以前に人間としての資質を問われます。

 そうこうしていたら、稲田防衛大臣の相変わらずの問題発言。
 さて、これらの議員さんたちの行く末は・・・?

 話変わって・・・。
 京都や大阪などで夫や交際相手に青酸化合物を飲ませたとして殺人などの罪に問われてい
る「筧千佐子」被告に対する裁判員裁判が開始されました。
 被告は
 「認知症だからわからないので全て弁護士にまかせます。」
 とはっきりと答えたそうです。
 被告が認知症ということで、裁判が中止になる可能性もあるそうです。
 「何人殺害しようとも、被告が認知症になってしまえば罪は問われない。」
 ということになってしまうかもしれません。

 一方、福岡県で保険金目当てに3人を殺害したなどとして死刑が確定した浜田武重死刑囚
が、6月26日未明に拘置所で死亡しました。
 90歳で、最高齢の死刑確定囚だったようです。
 「死刑囚が天寿を全うした。」
 なんて、冗談にもなりません。

 被害者の関係者にとっては、いたたまれない気分なのではないでしょうか。

 話変わって・・・。
 女子ゴルフの「宮里藍」選手が引退を表明しました。
 「モチベーション維持が難しくなった。」
 ということでした。
 先日「青木功」プロが健康番組に出演していて、いまだにいろんな運動をして体を鍛えている
とのことでした。
 「この道で食っていくと決めてプロになったんだから仕方ない。」
 と言っていました。
 74歳にしてこの心意気。まさにプロの鏡。
 以前同じく女子ゴルフの「不動裕理」プロが言っていました。
 「会社員の方は8時間働かれるんだから、私も8時間は練習します。」
 50回優勝の40歳になる永久シード選手。
 先だってのアース・モンダミンカップでも5位。まさにプロの鏡。

 韓国勢に押されっぱなしの日本女子プロゴルフ界。
 宮里選手もまだ31歳。
 「日本でプレイをしてファンを取り戻す。」
 ぐらいの気持ちにならなかったんでしょうか。
 お世話になったファンや関係者に恩返しをする・・・といった気持ちを持ってほしかったなあ。
 行く末は「古閑美保」同様芸能界進出・・・といったところか。
 
 そうこうしていたら、福原 愛ちゃんが妊娠したというのが大ニュースになっています。
 まったくどうでもいい話です。
           

6月分( 「 趣味・嗜好はひとそれぞれ 」 
29-06-01
 
 最近「ホタル族・被害者の会」というのが結成されたそうです。
 「ホタル族」というのは、部屋の中でタバコを吸うのを家族に嫌われ、ベランダに追いやられ
てタバコを吸う、主にお父さんたちのことを言います。
 家族にとってはそれが最善の方策かもしれませんが、隣に住んでいる住人にとってはそのベ
ランダからのタバコの煙が流れてきて、「受動喫煙」の可能性があり迷惑千万だということで、
被害者の会が設立されたということです。

 厚生労働省も「受動喫煙禁止法」を成立させようとしています。
 ただ、自民党側の反対が多くて、きちんとした成立は難しいかもしれません。
 先日自民党の部会で「ガン患者は働かなければいい」と発言した大西議員はホタル族では
ないそうです。
 家族の誰からも嫌がられなくて部屋の中で堂々とタバコを吸っているそうです。
 ということで、大西議員は他人に迷惑をかけていないわけですから、「ホタル族・被害者の
会」などから批判されることはありません。

 こうした趣味・嗜好は人それぞれですが、好きな人もいれば嫌いな人もいます。
 その人の趣味・嗜好によって迷惑を受けたり、嫌な思いをしたりする別の「他人」がいることを
自覚しなければなりません。
 特にタバコの場合は「健康被害」につながる恐れがあるということですから、単に「好き嫌い」
の問題ではありません。

 近頃は「撮り鉄」のマナーの悪さが問題になっています。
 「列車を撮る」という自分の趣味だけを優先して、他人の迷惑を顧みない行動をとる人たちが
けっこういるということです。

 私が山歩きに行く遊歩道には「撮り鳥」(というかどうかはわかりませんが)の人たちが、野鳥
の姿を撮影するためにたむろしています。
 道の真ん中に三脚を立て、10人以上の人たちが道路を占拠しています。
 そこを歩いて行く私たちは、道路の隅を遠慮ぎみにかきわけかきわけ進んで行きます。
 「鳥の写真撮るんなら、もっと山の中に入って撮れよ!」
 と心の中で叫びながら、次の日からは別のルートを歩くようにしています。
 鳥に興味のない私にとっては迷惑な連中です。
 彼らはそんなことは考えてもいないんでしょうけど。

 犬や猫のペットを飼う人たちについても同じことが言えます。
 犬の散歩をさせながら、ウンチを垂れ流して行く人たちが多いこと。
 道路の歩道は犬のウンチのあとで黄色くなってしまっています。
 私は生き物を飼うのが嫌いなので、こういう人たちに嫌気がさしています。
 散歩させている犬を見て「わー。かわいい!」なんて言っている人がいますが、私は「かわい
くねーよ!」と心の中で叫んでいます。
 猫は放し飼いにしている人がいて、その猫が我が家の庭にウンチをして行きます。
 猫のウンチというのはむちゃくちゃ臭いので非常に迷惑しています。

 もう一度・・・。
 趣味・嗜好はひとそれぞれで、そのことを嫌いな他人が必ずいるということを自覚してほしい
と思います。
           

5月分( 「 危機意識の欠如 」 
29-05-01
 
 日本人は平和ボケしていると言われていますが、確かにいろんな場面で危機意識の欠如が
見受けられます。
 
 最近は北朝鮮とアメリカの緊張が高まってきていて、戦争が始まるかもしれないという現実
味が増してきていますが、そういった現実を受け入れられる覚悟はできていません。
 イスラエルやスイスは民間人の核シェルタ装備率が100%だそうです。
 アメリカやイギリスでは70〜80%とか。
 日本では0.02%とのことで、全く関心がないということです。

 北朝鮮からミサイルが飛んで来たら、J−アラートで警報が発せられるということですが、ミサ
イル発射から10分で着弾するとのこと。
 逃げる場所もない状況。
 津波だって逃げられないのに、逃げられるわけがありません。

 スイスは「武装中立」という立場を堅持しています。
 いずれの国にも与しないけれども、自分の国は自分で守るべく軍隊を持って武装しており、
国民もそういう立場を十分に理解しているということでしょう。

 昔、社会党は「非武装中立」なんてことを唱えていました。
 中立ならば誰も攻めては来ないという理論のようですが、そんな発想が実際の政治の場で
生まれるという、特殊な国民性があるのかもしれません。
 「非武装中立」なんてことを現実に行っていたら、今ごろは中国に尖閣や沖縄を占領されてい
たことでしょう。

 話変わって・・・。
 千葉県の9歳の少女が殺害されました。
 登校途中に連れ去られて、その後殺害されたようです。
 容疑者となっているのが、その少女が通っている小学校のPTA役員で、見守り活動も行って
いた人物ということで衝撃が走っています。
 少女は一人で通学していたということですが、外国では「子供を一人にしない」というのが常
識のようで、危機ポテンシャルを低める努力が必要だということでしょう。

 埼玉では5歳〜0歳の3人の幼い子どもが、火災により亡くなったり意識不明になったりした
というニュースがありました。
 母親が子どもたちを部屋に残したまま外出していたということですが、これも外国では虐待に
あたるそうです。
 さすがにこんなケースは日本でもマレなことだと思いますが。

 更に話変わって・・・。
 慶応大学生と飲み会に行って、強姦されてしまったという事件がありました。
 確かに強姦した学生に問題がありますが、そこに至った女性側の行動にも問題があります。
 何がしかの下心があってその飲み会に参加したとしか思えません。
 「あわよくば誰か一人男をゲットしよう。」みたいな。
 多分勝負パンツを履いていったことでしょう。

 最近は貞操観念が低下してきているようにも思われます。
 昔から「男はみんな狼よ。」と言われています。
 私が会社勤めをしているころ、忘年会などの酒宴の席に出席する女子社員はみんなスカー
トは履かずズボン姿でした。
 何かの間違いがあってはならないという防御意識があってのことでしょう。
 いずれにしろ「猛獣の中に飛び込むような行動」は控えるべきだと思います。
 あとで泣きを見ないように。

 最近は別れ話のもつれから女性が殺されるという事件が多く見受けられます。
 フランスまで行って殺された人もいます。
 思うに、女性側からの別れ方が悪いのではないでしょうか。
 一般に女性は気持ちの切り替えが早いので、スパッと別れられるようです。
 これとは逆に男の方は、なかなか気持ちの切り替えが出来なくて、いつまでもウジウジしてし
まうようです。
 従ってストーカーになったり、殺人まで犯してしまうような男が出てきてしまうのでしょう。
 やはり、のちのちのことも考えて別れ方をうまくやるというのが、重要だと思います。
           

4月分( 「 庶民の感覚 」 
29-04-01
 
 「森友学園」をめぐって「すったもんだ」の状況が1ヶ月以上続いています。
 「オッパイとかけて・・・ヤクザの喧嘩と解く。」
 その心は・・・
 「すったもんだして大きくなる。」
 まさに話が大きくなってしまっています。
 
 国会では的外れな議論が行われていますが、一向に真実は解明されrません。
 こういう問題は、いろんな情報から「庶民感覚」で推測してみる方が正解に近いと思います。

 発端は、「国有地が異常に安く払い下げられた。」ということでした。
 そのことが掘り下げられていくと「森友学園」が登場し、森友学園の要望通りに事が進んで行
ったということが明らかになりました。
 その中で浮かび上がったのが、安倍晋三総理大臣夫人の昭惠さんの存在です。

 もともとこの森友学園の籠池さんと、この話題の中での登場人物は「国粋主義的な思想に共
鳴した同志」としての親密な仲間関係にあったのではないでしょうか。
 安倍さん、昭惠さん、稲田さん、鴻池さん・・・などなど。
 そうでなければ、森友学園に行ってたびたび講演したり、名誉校長を引き受けたり、顧問弁
護士を引き受けたりしないと思います。
 稲田さんは安倍さんが国会議員に引き上げたということですが、この仲間内からの人選だっ
たのではないでしょうか。
 稲田さんについては、人選ミスだったことがはっきりしてしまいましたが。

 この問題の主役は明恵夫人だと思います。
 森友学園の開設する小学校の「名誉校長」に就任していました。
 昭惠夫人は森友学園での講演で、森友学園の教育方針について褒めたたえた上で、現行
の小学校教育に対する批判まで行っています。
 なぜ夫人がそこまでするのか?
 一般庶民には理解できないところです。
 
 ある政治コメンテータは
 「昭惠夫人は思ったらすぐ行動するような【素直な人】だから。」
 と言っていましたが、世間では一般にこういう人のことを【愚か者】と言います。
 森友学園問題が明らかになった後も
 「なんで私がこんなに注目されるのかわからない。」
 などとノーテンキなことを言っていましたし、性懲りもなく講演に行ったり、「なんとか名誉総
裁」みたいなものを新たに引き受けていました。
 更には、安倍総理がこの件で国会で追及されている最中に、籠池夫人とメールを交わしてい
たということも明らかになりました。
 もはや【大馬鹿者】です。

 世の中には、「だれそれの夫人」ということで「勘違い」する人がいっぱいいます。
 以前も事務次官夫人が「おねだり妻」ということで話題になりました。
 夫が事務次官だからということで、夫人がいろんな業者に欲しいものを「おねだり」したという
ことで批判されました。
 こういうのが典型的な「勘違い」です。
 夫が「偉い」からその妻が「自分も偉い」と「勘違い」してしまうということです。

 昭惠夫人も「勘違い」して行動しているのでしょう。
 安倍晋三さんは選挙で選ばれ、国会議員からも選ばれて総理大臣になっているわけですか
ら「偉い人」です。
 でも昭惠夫人は選挙で選ばれた人でもなく、単に安倍晋三さんの「嫁さん」にすぎません。
 偉くもなんともありません。

 昭惠夫人に関して、国会で公人か私人かといった議論がされていましたが、政府側としては
「私人」ということでの統一見解となりました。
 論理的にはそうかもしれませんが、世間の人々の見方は違います。
 世間の人々の目も「勘違い」して見てしまいますので。
 そういう意味では、常識的に考えて「総理大臣夫人」を名乗ったなら「公人」と解釈するのが
妥当なのではないでしょうか。
 後ろに安倍晋三総理大臣がいるということで「ちやほや」してしまいますし、夫人の発言や行
動にいろいろ気を使い、忖度してしまいます。

 今回の件に関しても、政治家の口利きがあったかどうかというよりも、昭惠夫人が名誉校長
になっていて、「安倍晋三記念小学校」という名目で寄付金集めを行っているような小学校開
設に関して、役人が過剰に「忖度」したということなのではないでしょうか。
 韓国での【朴大統領&崔順実】に対する日本版【昭惠夫人&籠池理事長】といったところ。
 そういう意味では昭惠夫人の責任は重いと思います。

 安倍総理は
 「そんな印籠のようなものはありませんよ!」
 と言っていましたが、安倍さんに印籠は要りません。
 世の誰もが顔も名前も地位も知っているからです。
 水戸黄門は下々の者が誰も顔と名前を知りません。・・・で結局
 「どこのクソじじいだ。やってしまえ!」
 なんて言われてしまいます。
 だからこそ印籠が必要なわけです。
 ま、そんなことはどうでもいいですが。

 ところで、昭惠夫人が森友学園側に100万円を寄付したということを籠池さんが発言して証
人喚問になってしまいましたが、常識的に考えると寄付金があって不思議はないと思います。
 先に述べた同志の仲間が小学校を開設しようとしていて、自分が名誉校長に就任し、「安倍
晋三記念小学校」の名目で寄付金を募っているのに、昭惠夫人が一銭も寄付金を出さないと
いう方が不自然だと思います。
 昭恵夫人が一銭も出していなかったとしたら、「ずいぶんケチな総理夫人だなー」ということに
なってしまいます。
 
 そんなこんなで・・・。
 この問題の顛末が国会で明らかになるとは思えませんが、庶民の感覚として結論的には
 「森友学園問題の諸悪の根源は安倍昭恵夫人だ!」
 ということなりましょう。

 籠池さんも怪しげな人ですが、問題化してからは仲間内から手のひら返しをされて、さぞかし
悔しかったのかもしれませんね。

 安倍総理側も対応を間違ってしまって、問題は長引くばかりです。
 何しろ、ワイドショーにとっては格好のネタですから。
           

3月分( 「 フェイクニュースについて 」 
29-03-01
 
 今回のアメリカ大統領選挙で、「フェイクニュース」なるものが話題になりました。
 「嘘とか捏造のニュース」ということです。
 「ローマ法王もトランプを支持している。」
 「クリントン氏が児童買春組織に関与した。」
 などなどで、選挙結果にも影響したのではないかとも言われています。

 「フェイクニュース」は世の中に氾濫しています。
 特にインターネットの世界では「フェイクニュース」だらけです。
 最近話題になっているのが「塩水洗浄」。
 「1リットルの水に塩10gを入れて飲むことにより、胃や腸を洗浄しダイエット効果がある。」
 というものですが、医学的には何の根拠もなく、むしろ健康を害する恐れがあるという指摘が
されています。
 もともと「・・・で痩せられる。」というのはほとんどフェイクと言っていいと思います。
 痩せるには地道に運動することです。

 国家的に作り上げられる「フェイクニュース」もあります。
 最近では北朝鮮が「金正男の殺害は韓国の陰謀だ!」と言っているのはフェイクですが、誰
も信じる人がいないので、こういうのを「フェイクニュース」と言うのかどうか・・・。
 歴史的には・・・。
 南京虐殺30万人、従軍慰安婦少女20万人というのもフェイクです。
 最近アパホテルがこの件で事件を否定するような本を部屋に置いたということで、中国政府
が「中国人はアパホテルに泊まるな!」という圧力をかけ、韓国人がそれに同調するということ
が起きていますが、中国人、韓国人以外からは「アパホテルに静かに泊まれるようになってい
い。」と喜ばれているようです。

 「フェイクニュース」は発信者と拡散者によって広がって行きます。
 信頼度のある人が拡散すると、そのニュースの信頼度が増して「フェイク」なのに信用する人
が増えて行きます。
 マスコミがそういったことに加担していることもあります。
 さらに「フェイクニュース」が広がる背景には自分の興味のある情報だけを受け取ろうとする
人々が増えていることもあるようです。

  ニュースのタイトルだけ見て中身を勝手に判断してしまうこともあります。
 小池知事の「東京大改革」もタイトルだけで、中身の記事がありません。
 それでも都民は勝手に中身を想像し、拍手喝さいを贈ってしまいます。
 都民ばかりか、次回都議会選挙を見越して、現職都議や立候補予定者が小池知事にどんど
んすり寄って行きます。
 政策の中身に共鳴して・・・ということではありません。
 自分が次の都議会議員選挙で当選したいからにほかなりません。
 そんな人たちを小池知事は「同志」だと言います。
 小池さんは「内田ドン」が問題だと言っていましたが、「内田ドン」を蹴落とし「同志」を増やした
としても、それは結局「小池ドン」を誕生させるだけの話ではないでしょうか。
 まさにフェイクな関係と言えましょう。

 一般に、自分の好きなとか心地よいニュースは受け取ろうとするけど、自分にとって嫌なニュ
ースはなるべく受け取りたくないものです。
 そして、自分に心地よいニュースは、その真偽が定かでないものであっても、真実であるか
のように取り込んでしまう傾向にあります。

 私もその一人です。
 小池知事のニュースはあまりにも氾濫していますし、聞きたくもありませんので、テレビでもす
ぐにチャンネルを変えてしまいます。
 私は都民でもありませんし。

 そういえば、石原元東京都知事が豊洲問題に関して都議会百条委員会に証人として招致さ
れるようですが何か変な感じです。
 石原さんには、「豊洲の土地購入にかかった500億のお金を返せ!」という訴訟が起こされ
ているようですが、これもおかしな話です。
 もともと都議会も一蓮托生で問題を起こした当事者なはずです。
 石原さんにお金を返す必要があるのなら、都議会議員だって返さなければなりません。
 今になって「すべて石原さんが悪い。」みたいなやり方にはどうも納得できません。
 都民だってそうです。
 石原さんも都議会議員もみんな都民が選んだわけですから、他人事ではありません。
 小池さんは豊洲問題を都議会議員選挙まで引っ張って、選挙を有利にする道具にしようとし
ていると言われています。
 従って豊洲移転問題の結論は都議会議員選挙までは出されないとの見方がされています。
 でも、それでは築地の人たちはたまったものではありません。
 都民ももうちょっとしっかりしないと、特殊詐欺みたいに巧みに騙され続けてしまいます。

 いずれにしろ「フェイクニュース」が氾濫する世の中。
 特殊詐欺なども含めて、少しは学習して賢くなって行きたいものです。
 話があちこち飛んでしまいましたが。
           

2月分( 「 認知症予防にいい話 」 
29-02-01
 
 小池東京都知事の話題は毎日のようにテレビで取り上げられています。
 それだけ話題作りが上手だということでしょう。

 一方、我が岐阜県では1/29に県知事選挙が行われましたが、テレビに取り上げられるこ
とはほとんどありませんでした。
 東京都知事のことはよく知っているけど、岐阜県知事のことは「顔すらわからない」という県
民が多いのではないでしょうか。
 そんな状況での選挙ですから、投票率も上がるわけがありません。
 県全体の投票率は36%。私も投票には行きませんでした。

 小池知事は抵抗勢力を作るのが政治手法のようです。
 小泉元総理も抵抗勢力との闘いを標榜していました。
 先日、古賀誠元自民党幹事長がテレビで言っていました。
 「小泉さんが抵抗勢力と闘ったのには、郵政民営化や道路公団民営化といった政策目標の
ためだったが、小池さんにはその政策目標が見えない。自分のためとしか思えない。」
 確かに「都民ファースト」と言っていますが、政策として何をしようとしているのかよくわかりま
せん。
 トランプ大統領の「アメリカファースト」と似ています。
 「なんとかファースト」と言うわりには、結局は「自分ファースト」だったりして。

 「都民ファーストの会」なる地域政党も作って今度の都議会選挙を戦うようですが、しばらくた
ったら色あせて、白々しくなって、やがては問題を起こすようになるような気がします。
 そもそも付け焼刃の地域政党に集まって来る政治家にはあまり良質なのはいないというの
が、大阪維新(大阪)、減税日本(名古屋)で証明されています。
 小池塾だって、仕事で頑張っているような人は集まって来ません。
 まともな路線から外れたような人たちが「政治家でもやってみよう」的なノリでやって来ている
というのが実情なのではないでしょうか。

 トランプ大統領同様、小池さんも、「都民ファーストの会」も、4年後どうなっているのか興味深
いところです。

 ところで、話題の東京都・豊洲の土壌汚染に関して、地下水の汚染度数値が高くなっている
という発表がありました。
 「地下水管理システムが稼働したため、地下水が動いたからではないか?」
 という推測がされています。
 何となく地下水管理システムを稼働させていなかった理由がわかったような気がします。

 地下汚染土は完全に取り除かれたわけではありませんから、地下水がある程度汚染される
ことは最初からわかっていたはずです。
 「地上で問題なければ、地下水が多少汚染されていたっていい。」
 これは「専門委員会」も言っているところです。
 とはいえ、地下水が汚染されているということになれば、問題視するヤカラもいるはずなの
で、移転が終わるまではそっとしておいた方がいい。
 へたに地下水管理システムを動かして地下水の汚染数値が出てくると面倒なことになるの
で、動かさずにそっとしておこう。
 といったところが実情なのではないでしょうか。
 ところが、都知事が変わって寝た子を起こしてしまったので、筋書通りにはいかなくなってし
まったといったところでしょうか。

 ・・・と、ここまでは余談。これからが本題。
 以前行っていた「朝メシ前ウオーキング」は、冬場になって「朝メシ後ウオーキング」に変わり
ました。
 日の出の時間が遅くなったのと、寒くなったのとで変更することになりました。
 朝ゆっくり起きて朝メシを食べ、9:30ごろにやおらウオーキングに出かけます。
 1.5時間ほどのウオーキングなので、これで午前中が終わります。

 私のウオーキングは山歩きなので、雪が降ると困ります。
 一日中、日の当たらない道が多いので、一度雪が積もるとなかなか融けません。
 1/14、15に雪が降ったので、その後は山歩きが大変でした。
 雪が降った3日後から歩きに行きましたが、しばらくは雪でカチンカチン、ツルツルの状態に
なっていました。
 上りはまだ大丈夫ですが、下りはちょっとしたことで滑ります。
 転びそうになったことが幾度も。
 「健康のために来ているのに、転んでケガをしたら何にもならないし。」
 と言い聞かしながらの行動。

 寒い日が続いたせいか、一部の道は2週間経った1/28でも↓のような状況でした。


 そんな中、1/29になって山のふもとの道の入口に
 「散策者へのお願い。この先積雪のため路面凍結。危険ですので立入禁止とします。」
 という看板が立つとともに、侵入をはばむフェンスが設置されていました。↓こんな感じ。


 「えっ。今ごろ? 雪が降ってから2週間後に?」
 と思いながら無視してフェンスを乗り越えて行きました。
 「立入禁止にするんなら雪が降った直後でしょう。」
 融雪剤をまくわけでもなく、何もせず2週間ほっておいた上での突然の立入禁止。
 「何考えてんの?」

 おそらく1/28に滑って転んでケガをした人がいたんでしょうけど、あまりにも
 「場当たり的で、責任逃れ的なお役所仕事」
 としか思えません。
 1/29から暖かくなり、その夜雨が降ったこともあってか、1/30朝に行ってみると、雪もか
なり融けていて、雪を踏むことなく頂上まで登って行けました。
 1/30は更に暖かくなって、1/31に行った時には道の雪はほとんど融けてなくなっていま
したが、立入禁止のフェンスはそのままでした。
 なんだかなー。
 健康話と関係ありませんが。
 
 そんなこんなしながら・・・。
 山歩きから帰って来ると、じきに昼メシを食べて午後は自由時間。
 今どきは畑の仕事もないので、ギターを弾いたりカラオケの練習をしたり。

 そういえば、この間テレビの健康番組で認知症予防の話をやっていました。
 脳に刺激を与えて活性化するのに効果的なのは、手と口を使うことなんだそうです。
 手(特に指)を動かしたり、口を動かしたりすることで脳に刺激を与えるんだそうです。

 そういう意味ではギターもカラオケも認知症予防には効果的のようです。
 ピアノだっていいでしょう。(私は弾けませんが。)
 お経を読むのもいいでしょう。(私はたまにしか読みませんが。)

 私の場合、毎月1回名古屋に飲みに行ってカラオケをやってきますが、その際に新曲を4曲
持って行きます。
 新曲といっても、自分にとっての新曲であって、最近発表された曲ということではありません。
 それでも4曲を覚えるわけですから、それだけでも脳は使っているはずです。
 好きでやっていることが認知症の予防効果ありというなら、これ以上のことはありません。
 ちなみに1月に持って行った新曲は
   @ 【 あなた (五木ひろし) 】      A 【 おんなの情歌 (服部浩子) 】
   B 【 戻り川 (伍代夏子) 】       C 【 北の出世船 (福田こうへい) 】
 です。どうでもいいことですが。

 なお、昨年12月には名古屋へ飲みに行くのに家を出る時間を1時間間違えて遅刻しました
が、1月は無事時間通りに到着しました。
           

1月分( 「 ちょっと心配な話 」 
29-01-01
 
 私は毎月1回名古屋に飲みに行っています。
 以前の会社の仲間との懇親の場です。
 岐阜駅から名古屋駅までJRに乗って行き、更に名古屋駅から藤が丘駅(終点)まで地下鉄
東山線に乗って行きます。
 18:00に藤が丘駅に集合し、近くの中華料理屋で一次会を行い、次にスナックに移動して
カラオケに興じるという決まったパターンになっています。

 家から岐阜駅までは、バスに乗って行くこともあれば、2時間30分ほど歩いて行くこともあり
ますが、岐阜駅からは16:43のJRに乗り、名古屋駅からは17:20の地下鉄に乗ることが
ほぼ決まっています。

 12月の某日。
 この日もその飲み会の日。
 「今日も歩いて行こう。」
 ということで、家から岐阜駅までの約13Kmを歩いていくことにし、家を14:50に出発。
 岐阜駅にはちょっと早めに着いたので、16:28の電車に乗ることもできましたが、早く着いて
も仕方ないので、いつもの16:43の電車に乗りました。

 電車は遅れもなく定刻に到着し、名古屋駅ではいつもの17:20の地下鉄に乗ることができ
ました。
 藤が丘駅には17:45過ぎには到着します。
 駅の改札を出たところでみんなと待ち合わせです。
 私が一番に到着の場合もありますし、ほかの人が先に到着していることもありますが、この
日は私が一番の到着だったようです。

 ところがしばらく待ってもほかの人が集まって来ません。
 時間を確認しようと携帯電話の時計を見ようとしたら、飲み会メンバーの I さんからメールが
入っていました。
 メールの内容は
 「今どこにいますか?」
 ということだったので
 「ひょっとして今日は中止か?」
 と思いながら
 「藤が丘だよ!!!」
 みたいなメールを返しました。

 「ところでこのメールいつ受けたんだろう。」
 と思ってその着信時間を見てみると、なんと18:14となっています。
 「何???」
 で・・・携帯電話の時計を見てみると、これまたなんと18:55
 「何???」
 事態がよくのみ込めません。
 駅の時計を確認に行きましたがやはり18:55
 「えーーーーー。1時間遅刻している。」
 自分が1時間遅れて来ているということはわかりましたが、何がどうなったのかが理解できま
せん。
 そうこうしているとその I さんから電話があって
 「いつもの中華料理屋で待っているから。」
 ということで、遅ればせながら私もそこに急行しました。

 中華料理屋に行くと、みんなから
 「どうしたの?心配していたんだよ!」
 と問いただされましたが
 「自分でもよくわからないのよ。14:50に家を出たんだけどなあ。」
 「酔っぱらっているわけでもないから、電車を乗り過ごしているわけでもないし。」
 「ひょっとして15:50に家を出たのかなあ。」
 ということで、カミさんに電話して確認したら
 「3時前には出て行ったよ。」
 ということで、14:50に家を出たことは間違いなさそうです。

 「どれくらい歩いてるの?」
 という話になって
 「2時間30分ほど歩いてる。」
 と言うと I さんが
 「3時頃に出て2時間30分歩いたら岐阜駅到着は5時を過ぎるよ!」
 と言ったので
 「あっ。」
 事の顛末は瞬時に判明しました。
 もともと14;50に家を出たのが間違いで、13:50に出なければいけなかったのです。

 それにしても、思い込みというのは思考を停止させてしまうものですね。
 もともと14:50に出発すればいいというのが思い込みなのですが、その思い込みのまま事
態がどんどん進んで行きます。
 1時間遅れているということを気づくチャンスは何度もありました。
 岐阜駅に着いた時、あたりはもう暗くなっていましたが
 「今どきは16:30ぐらいで暗くなるんやなー。」
 と気にもとめませんでした。
 岐阜駅の掲示板には17:28と17:43の発車時刻表示がされていたはずですが、28(分)
43(分)しか見えていません。
 JRの電車の中でも
 「この電車は17:43発の岡崎行きです。」
 というアナウンスがされていたはずですが、聞き流しています。
 地下鉄名古屋駅の掲示板にも18:20という発車時刻は表示されていたはずですが、20
(分)しか見えていません。
 1時間遅れても電車の発車ダイヤが全く同じという偶然も影響していると思いますが。

 11月はまったく同じ行動なのに、ちゃんと13:50に家を出ていて、何事もなく藤が丘に18:
00前に到着しているのに、なぜ今回こんなことになったのかよくわかりません。

 みんなの意見は結局
 「老化現象だよ。ボケの始まりじゃないの?」
 ということになりました。

 年の瀬の締めくくりにこの失態。
 ・・・ちょっと心配な話です。
           


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