迷人の雑言(平成22年分)

平成23年分へ

12月分( 「 生兵法は大怪我の元 」  )
22-12-01
 
 先日近所の知り合いから
 「「佐藤ゆかり」の後援会に入ってほしい。」
 と頼まれました。
 「佐藤ゆかり」さんは比例区の参議院議員ですが、もともと岐阜を地盤に衆議院議員をやっ
ていたこともあって、この岐阜県で後援会を立ち上げるんだそうです。

 政治に絶望して、政治家には興味のない私ではありますが
 「いいですよ!」
 と、無節操に入会。

 11/23にその後援会の総会がありました。
 「総会に出席してほしいんだけど・・・。」
 と頼まれて、これまた無節操に
 「いいですよ!」
 ヒマな身でもありますし。

 受付に行ったら、年会費1,000円と当日会費2,000円計3,000円をとられました。
 思わぬ出費。
 「こんなはずでは・・・。」

 その総会で「佐藤ゆかり」さんが講演をしました。
 「本を出したので、よかったら買って帰って下さい。」
 「本にサインをしますので。」
 とひとしきりその本の内容の説明。

 本の内容は一口で言えば
 「円高は損ではない・・・。」
 といった内容。
 私でも書けそうな内容だったので、本を買うのは止めました。

 それから、国会の現状報告の中で、「仙石官房長官」が
 「自衛隊は「暴力装置」・・・。」
 という発言をしたことに関する解説がありました。

 私もあの「暴力装置」という言葉がなんで出てきたのかわからなかったので
 「突然何を言い出したんだろう、このおっさん。」
 と思っていましたが、「佐藤ゆかり」さんの解説でわかりました。
 「暴力装置」という言葉は、左翼系の人たちが使う専門用語なんだそうです。
 「軍が市民を弾圧する。・・・それが「暴力装置。」
 
 「仙石」さんはもともと左翼系の人ですから、そんな言葉が瞬間無意識に出てしまったのかも
しれません。
 へたに妙な言葉を知っていたがために使ってしまった。
 こういうのを格言でなんと言うんでしょうか。
 「生兵法は大怪我の元」
 ちょっと違うかなー。
    

11月分( 原理主義者 」  )
22-11-01
 
 人の常識とか行動基準は千差万別です。
 それらをその人の原理原則だとして考えてみると、そういった意識を強く持っている人と、ほ
とんど持っていない人がいます。
 原理原則的な考え方としては、大きく2つに分けられます。

 一つは一般社会生活についての、「人の道」としての原理原則。
 もう一つは「仕事の進め方、仕事への取り組み方」に関しての原理原則。

 「人の道」については、「礼儀」とか「気遣い」的なもの。
 例えば、同窓会などの案内が来たとします。
 しかも往復ハガキで。
 その案内に対して
  @ 欠席であってもすみやかに返事を返す人。
  A 出席であれ欠席であれ、期限ぎりぎりになって返事を返す人。
  B 期限を過ぎてから返事を返す人。
  C 返事をまったく返さない人。
 といった、おおまかに4つのタイプに分かれます。
 私の場合は@。
 幹事の苦労を考えたら、欠席であろうが、すみやかに返事を返してやるのが「人の道」だと思
うんですがねえ。

 「仕事の進め方、仕事への取り組み方」については「仕事への責任と情熱」的なもの。
 私は35年会社生活をしてきて、次のようなことを教えられてきました。

 【「目的」と「組織」と「責任」と「スケジュール」と「お金」に関してはっきりさせないまま仕事を
進めてはならない!】

 「上記の5つのことをはっきりさせないまま物事を進めるのは「仕事」ではない・・・それは遊び
である!」
 とも言われました。
 それはいわゆる世に言う「おざなり仕事」ということです。

 でも一般社会にはこの「おざなり仕事」がいっぱいあります。
 特に行政にまつわる仕事などでは多く見受けられます。
 でも、その世界では多分何も違和感がないんでしょうね。

 その人(あるいはその組織)の原理原則というのは、まさにその人(またはその組織)の生き
ざまのようなものです。
 どういう環境で育ってきたかで大きく違ったりします。

 原理原則の違った者同士が、同じ土俵、同じ価値観でいっしょに行動することはけっこう難し
いものがあります。
 相手の原理原則に合わせてしまえば割と簡単ですが。
 ただ、原理原則を相手に譲るということは、心情として耐え難いことがあります。
 相手に譲ることができなくて、自分の原理原則を主張する人は「原理主義者」と呼ばれます。

 残念ながら私はその「原理主義者」なのです。
    

10月分( 「 篤姫 」  )
22-10-01
 
 9月22日夜〜26日まで、京都の娘と孫がやって来ました。
 今までは婿さんの運転でないと車では来なかったのが、今回は娘が運転して婿さんを京都
に残してやって来たものです。
 折りしもやって来た日は雷雨。
 ワイパーを最速にしても前が見えないくらいの状況で名神高速を運転してきたそうです。
 「いきなりの試練じゃのー。」

 9月24日が運動会の代休日ということで、4連休になったとのこと。
 京都も運動会は9月に行うようです。
 わが市の学校も9月に行います。

 昔は運動会といえば10月と相場が決まっていたんですがねえ。
 運動会の日、昼休みに親が弁当を持って来ていっしょに食べる。
 そのとき、家でとれた柿が必ずあったことを覚えています。
 9月じゃ、なんとなく雰囲気が出ませんよねー。

 「6月に運動会をするところもあるんだから・・・。」
 とは娘の言ですが、季節感というのは大事にしてほしいものです。
 情操教育の一環として。

 教育といえば、日本は子どもを(あえて)ノンポリに育てているのか、尖閣諸島の問題が起き
て中国からコケにされても、若者からの反応はほとんどありません。
 幕末のころの若者はみんな燃えていたのにねえ。
 「尊王攘夷」を叫ぶ者、「開国」を主張する者・・・。

 今、NHKテレビでは幕末ものの大河ドラマを2本同時進行で見せてくれます。
 一つは「龍馬伝」、そしてもう一つは昨年の大河ドラマ「篤姫」の再放送。
 私はこれまで大河ドラマを見ることはありませんでしたが、今年は「龍馬」ということで見る気
になりました。
 そうしたら、ちょうど「篤姫」の再放送も行われているというので、両方見ることにしたもの。
 時代背景もほぼ同じですしね。

 金曜日の14:00からNHKBSで「篤姫」を見、日曜日の18:00からNHKBSで「龍馬伝」を
見るという生活が定着しました。
 幕末のあたりは、一般の若者が天下国家を議論していたんですねえ。

 ところで、ドラマとしての面白さは、圧倒的に「篤姫」の方が上だと思います。
 まあ、個人的主観もあろうかと思いますが。
 どうも「龍馬伝」の方は今一つ盛り上がりに欠けます。
 演出がヘタということでしょうけど。
 「薩長連合」ですら盛り上がらなかったのに、どこで盛り上げる気なんでしょうか。
    

9月分( 「 個人情報保護法って・・・ 」  )
22-09-01
 
 今年は、民生委員の改選の年です。
 民生委員の任期は1期3年です。
 交代時期は12月で、12月〜11月が1年の任期期間です。

 民生委員を2期、3期と続ける人もいます。
 ほかの地域では10期(30年)以上やっている人もいます。

 その「新民生委員」の候補者が出揃うのが今月だそうです。

 私も民生委員を引き受けて3年が経つということです。
 私はこの民生委員を2期以上続けるつもりはありません。
 地元の実力者には
 「1期で辞めますよ!」
 と早い段階で言ってありました。
 
 ということで、私の後任の候補者も決まったようなので、残す11月までの任期をしっかり勤
めるだけとなりました。

 最近100歳以上の高齢者の所在不明に関する話題の中で、民生委員というものがクローズ
アップされました。
 その中で、「個人情報保護法」についてもクローズアップされました。
 高齢所在不明者の多い大阪市は、この「個人情報保護法」を盾に、高齢者の情報を民生委
員に開示してないという新聞記事がありました。

 民生委員というのは、「守秘義務」を負っており、準公務員という扱いになっています。
 本来、民生委員は地域での福祉の仕事をしていく上で、必要な情報は当然行政から開示さ
れてしかるべきものです。
 しかしながら行政側が臆病になり、何かあったときの責任回避のために、開示しないところ
が多いようです。
 私たちの市でもそうです。
 「あつものに懲りてなますを吹く。」
 といったような状況になっています。

 「個人情報保護法」というのは何のためにあるんでしょうか?
 「個人の情報が悪意を持って使われないように、保護・管理する。」
 ということのはずです。
 善意で使おうとする人で、なおかつ守秘義務を負っている人にまで、その情報を提供しない
というのは本末転倒だと思います。
 「個人情報は保護できたけど、その個人本人は保護できなかった。」
 という笑い話のような現実が平気で起こります。

 結果的に行政の責任が問われます。
 責任回避しようとしたはずなのに。
 ま、「お役所仕事」というのはそんなもんなんでしょうけど。
    

8月分( 「 日本をもう一度洗濯してくれる人は・・・ 」  )
22-08-01
 
 民主党の惨敗で参議院選挙は終わりました。
 また「ねじれ国会」の誕生です。
 これもまた民意なので仕方ありませんが、これでしばらく政治は停滞することになるでしょう。
 
 この国の政治は徐々に良くなっていくという展望が開けません。
 それは、選挙民に「辛抱」が足りないことと、政治を考える「意欲」がないからです。
 考えることをしない選挙民が、その場その場で流された行動に走る。
 政治家はそういう選挙民に合わせた行動をする。
 タレント候補に走る、できもしない公約をする、将来像を語らない・・・。
 
 NHKが名古屋場所の相撲中継をどうするか・・・と言っていた時は、中継反対の意見が圧倒
的に多かったそうですが、中継中止の決定が出ると中継賛成の意見が多くなったそうです。
 「中継中止が決まってから声を上げたって遅い!」
 何事にもその程度なんですよね。

 「龍馬伝」を見ながら
 「日本をもう一度洗濯してくれる人は出て来ないのか。」
 と思ったりしますが、今の政治の土壌では出て来ないでしょうね。
 相変わらずの2世議員やタレント議員。

 孫の行く末が心配ですが、もうなるようにしかならないでしょう。
 「庶民に政治のことはまかせられない。」
 というのが官僚の発想ですが、ある意味当たっているかもしれません。
 それこそ、この国には官僚主導の政治が必要なのかもしれません。
    

7月分( 「 消費税の増税反対って・・・ 」  )
22-07-01
 
 今月も政治の話。
 参議院選挙が告示されて、選挙戦に突入しました。

 今度の選挙の争点は「消費税アップ」だそうです。
 そうマスコミが言っているのです。
 それに呼応して、国民も消費税に反応しています。

 共産党や社民党は相変わらず
 「消費税増税反対!」
 と言っています。
 将来の展望も語らずに。

 テレビでインタビューを受ける国民は必ず
 「消費税アップは困ります。」
 と言います。
 そういう人を選んでインタビューしているんでしょうね。
 それを見ている国民はそのまま単純に扇動されます。

 こんなことではこの国は救われません。
 消費税を上げなければ、先々やりきれないのは明らかです。
 その道筋をきちんとどう進めていくかが、政治の力量なのです。
 「ムダを徹底的に排除する。」
 「年金や医療などでの、福祉と負担の関係を調整する。」
 そういったことの道筋をどうつけるかです。

 一歩先の議論を早くやらなければなりません。
 国民が入り口で拒絶反応を示していたのでは、この国は何も変わりません。
 ただただ、国家破綻へと突き進むしかないのです。
    

6月分( 「 幅広く考え議論しないと・・・ 」  )
22-06-01
 
 今月も政治の話。
 「Loopy」な鳩山首相の普天間問題の「決着」は、結局現行案への回帰ということに。
 社民党が政権離脱して政治状況はますます混沌としています。
 参議院選挙では民主党が惨敗して、参議院での与党の過半数割れが予測されています。
 政治はいったいどうなってしまうんでしょうか。

 今回の普天間問題を見ていると、いろんなエゴが対立している感じがしています。
 「県外移設」といっても、沖縄以外で受け入れるところはありません。
 徳之島のように、候補地として名前があがったら、島民をあげての反対運動。

 ゴミ処理場建設の問題とそっくりです。
 ゴミ処理場は必要としても、「私の近くには作ってほしくない」というエゴ。
 ま、人間の心理として、責めることもできませんが。

 基地の問題は単に普天間をどうするかといった単品としては語れませんし、解決もできない
ものだと思います。
 もっと広く「日本の防衛」といった基本的なことに立ち返って、広く考える必要があります。
 日本の防衛のあり方、日米安保のあり方など。
 憲法も改正してきちんとした軍備を持たないといけないかもしれません。

 憲法改正というと、社民党はまた反対します。
 これも単品の問題としての反対です。
 単品で議論して単品で反対する。
 そんなことでは日米の関係や沖縄の基地の問題など解決するわけがありません。
 国民もマスコミも単品の議論に終始しています。

 国民ももう少し考えるようにならないと、選挙で政党をもて遊んでいるだけでは、国家も政治
も良くならないと思いますけどねー。
    

5月分( 「 Loopyな人たち 」  )
22-05-01
 
 政治の話ですが・・・。
 最近は新党ばやりです。
 参議院選をにらんでの、思惑の多い結成のようですが。

 そんな中で、橋下大阪府知事の「大阪維新の会」という政治団体はちょっとユニーク。
 「大阪都構想」推進のための政治集団ということで、国政とは一線を画しています。

 橋下さんが大阪府知事選に出たときは
 「またタレント候補か。ノックの二の舞じゃないの?」
 と、もう一つ期待薄だったのですが、その後を見ているとなかなか芯がしっかりしています。
 とにかくブレないのがいいですね。
 このへんは「そのまんま東」とは大違いです。

 組織の長というのは、それなりにある意味「原理主義者」であった方がいいと思います。
 自分の考え方で突き進む。
 「まあまあ」、「ほどほど」、「そのうち」・・・。
 優柔不断、軟弱で、行動力のないリーダーが多い中、橋下さんは格別に映ります。

 鳩山総理大臣はオバマ大統領との会談後、新聞で「Loopy」と酷評されました。
 要は「クルクルパー」ということです。
 「アメリカ人に言われたくない。」
 という気もしますが、普天間基地問題の対応などを見ていると、確かに「Loopy」な感。

 とはいえ、日本にはいたるところに「Loopy」な人たちがいっぱいいます。
 鳩山さんだけが特殊なわけではありません。
 ただ、それが日本の総理大臣だということが不幸なわけです。

 そうした「Loopy」な人たちから比べると、橋下さんは相対的にものすごく光って見えます。
 ちょっと褒め過ぎでしょうか。
    

4月分( 「 ちょっとヤバイ話 」  )
22-04-01
 
 政治の状況が混沌としています。
 自民党も民主党も「内ゲバ」状態です。
 政府の政策も首をかしげたくなるものばかり。
 マスコミや国民は「政治と金」の追求ばかり。
 やはり、この国の行く末には希望の光が見えません。

 日本の経済状況はこのままいくと、5〜6年で破綻するそうです。
 国債が国内で消化できなくなり、金利が上昇し、大インフレが起き・・・。
 要は「ギリシャ」のような状況になるんだそうです。
 昔から、国家がこういう閉塞状況に陥ったときは、戦争に突き進むんだそうですが、今の日
本の立場ではそういうことは考えられません。
 ということは、これといった特効薬はないということです。

 私も10年ものの国債を持っていますが、2014年に満期償還です。
 あと4年。
 とりあえず、これはそのまま持っていてもいいかもしれません。
 その後は国債なんて買う気にはなりません。
 そのうち紙切れになりそうですから。

 財政を改善するためには、消費税を20%ぐらいに上げないといけないそうです。
 でも現政府は4年間は消費税は上げないと言っています。
 座して死を待つしかないのでしょうか。

 *********************** 話変わって *****************************************

 マスコミの書けない、語れない、皇室批判を一つ。
 思っていても、口に出して言えない、あの人の批判。

 今月は愛子さまの不登校の話題がしばらく続きました。
 別のクラスの男の子から乱暴な行為を受けて、「強い不安感」を覚えて学校に行けなくなって
いるとのこと。
 「東宮大夫」という、皇太子一家の秘書官のような人からの突然の発表に、マスコミは一時
騒然としました。

 「なぜ、突然そんな発表をしたのか。」
 「こんな発表をして、その結末として誰も得をしないのではないか。」
 といった、「東宮大夫」に対する批判的な論調が多く見られました。
 もっとも、一秘書官の勝手な判断で発表できるはずもないので、皇太子一家の意向もあった
はずですが。

 その後愛子さまは、国語の授業にだけ出るといったことで、要は
 「好きな授業には出るけど、嫌いな授業には出ない。」
 という行動に出られました。

 「好きな授業なら出られるの?」
 「男の子に対する強い不安感があったんじゃないの?」
 どうも、不登校になっている本当の理由がよくわかりません。

 「好きな授業は出るけど、嫌いな授業は出ない?」
 誰かそんなような人がいましたねえ。
 「外国へ行きたかったけど、自由に行けなくなったのが不満。」
 とか
 「私的な行事には出るけど、公式行事には出ない。」
 とかいって「適応障害」なる病気を理由に引きこもっている、かの皇太子妃。
 実情を知らない私などには、「贅沢病」、「なまかわ病」にしか見えません。

 身近にそんな親がいたら、子どもというのは感がいいので
 「自分の不登校ぐらいは許されるだろう。」
 と思っても不思議ではありません。
 かの妃は親としても「適応障害」ということでしょうか。

 天皇陛下が心配して
 「いずれかが犠牲になる形で解決がはかられることのないよう、十分に配慮を払うことが必
要ではないかと思う。」
 と言われたそうです。
 まさにおっしゃる通り。

 皇太子一家はいったいいつまで、どこまで、天皇陛下や皇后陛下にご心配をかければ気が
済むのでしょう。
 いずれ天皇陛下、皇后陛下となられるわけですが、大丈夫なんでしょうか。
 長野でスキーを楽しんでいる場合ではないと思いますが・・・。
    

3月分( 「 eーTaxと品格 」  )
22-03-01
 
 確定申告を行いました。

 今回からは、e-Taxを使って申告することにしました。
 添付資料を付けなくていいのと、パソコンから送信するだけでいいので、便利であることは確
かなんですが、環境を整えるのが面倒でこれまでは見送っていました。
 今回は医療費控除をしなくてはいけないので、医療費の明細を添付していたらじゃまくさいと
思い、e-Taxを使う決心をしたものです。

 環境を整えようと、2月2日にまず市役所へ行きました。
 市民課の窓口へ行って
 「e-Taxで使いたいので、ICカードと電子証明がほしいのですが・・・。」
 と言うと
 「それでは、この書類に記入して下さい。」
 ということで、ICカード(住基カード)と電子証明の申請書類に記入。

 「ICカードは写真入りと写真なしがありますけど、どちらになさいますか?」
 ということだったが、特に住基カードを身分証明に使うつもりもないので
 「写真なしで・・・。」
 ということにしました。

 「30分ぐらいかかりますけど。」
 ということなので
 「じゃあ、ここで待っていればいいですか?」
 と言うと
 「逆に、待っていてもらわないと困るんです。」
 「4桁の暗証番号を入力してもらわないといけないもので。」
 ということだそうな。

 確かに途中で呼ばれて、2回ほど暗証番号を入力し、30分ほどかかって終了しました。
 で、清算ということになりましたが
 「電子証明の方はあちらの会計の窓口で支払いをして来て下さい。」
 「ICカードの方はこちらでいただきます。」
 とのこと。
 なぜ別々の窓口で支払わなきゃいけないのかはよくわかりませんが。
 とにかく、あっちへ行って支払いを済ませ、こっちへ来てまた支払いをし・・・。

 あっちで支払った電子証明の料金は500円。
 こっちで支払ったICカードの料金も500円。
 合わせて1,000円の投資ということになります。

 市役所の手続きが終わったので、その足で「ケーズデンキ」へ行きました。
 ICカードリーダを買わなければなりません。
 「パソコンの周辺機器」というコーナで探してみましたが、ICカードリーダは見つかりません。
 仕方なく店員さんに尋ねると
 「こちらにあります。」
 と、親切に別のコーナへ案内してくれました。
 このへんが、「ヤマダ電機」とは違います。
 「ヤマダ電機」は店員の質が悪いので、私としては一生行く気がありません。

 USBでXPでSP2以上というのを探してもらって買いました。
 「NTTコミュニケーションズ」製でした。
 料金は2,405円。
 意外と安い。

 締めて、この環境整備に要したお金は3,405円。
 e-Taxを使うと初回は5,000円が税金から戻るので、環境投資しても損にはなりません。

 2月3日。
 とりあえず、ICカードリーダのドライバのセットアップから始めて、やがてe-Taxの操作開始。
 順調に入力も終わって、1時間ほどで確定申告書送信。
 これにて確定申告終了。
 一番時間がかかったのは、医療費明細の入力。
 とりあえず、お医者さん、薬局ごとの集計を出して、それを確定申告書作成コーナーで入力
するというのが、けっこう面倒でした。

 そして2月24日。
 還付金が振り込まれていました。
 e−Taxの初回金5,000円も含めて129,448円が返ってきました。

 「eーTaxにすると、処理が早くなる。」
 というメリットが書かれていましたが、現実はそうでもないようです。
 昨年は2月6日に提出して、還付金が振り込まれたのが2月23日。
 今年は2月3日に送信して、還付金が振り込まれたのが2月24日。
 むしろ遅くなっています。
 ま、どうでもいいことですが。

 *********************** 話変わって *****************************************

 最近またぞろ「品格」という言葉が話題になりました。
 もちろん「朝青龍」の「横綱の品格」についてです。

 「品格」というのは
 @ 普通の人がしてしまうような、悪い考えや行動を自制して行わないようにする。
 A 普通の人がしないような、良い考えや行動を進んで行う。
 というようなことを出来る人が、内面から醸し出すものだと思います。

 「朝青龍」の場合は「品格」以前の問題なので、「品格」を問うようなことではありません。
 「普通の人より悪い。」
 わけですから。

 「小沢さん」の場合は「品格」という言葉で批判されたことはありません。
 さすがにマスコミもわかっているのでしょうか。
 政治家に「品格」などは求めていないということでしょう。
 ただ内面から腐っていくと、あらゆるところで「悪しきもの」が現れてくるので、多少は「品格」
を求めてもいいのではないでしょうか。
 もっとも、マスコミにも「品格」があるとは思えませんけどね。

 最も「品格」のなさを露呈したのがトヨタ。
 一昨年の金融危機の時に、真っ先に「派遣切り」を行って、その「品格」の無さを示しました。
 年間2兆円の利益をあげておきながら、リーダ企業であるという責任も自覚もない行動。
 なんとなくその企業体質を不安視していたら、今回のリコール問題です。
 「派遣切り」で垣間見えた「悪しき体質」が露呈したといったところです。
 腐りだしたら早い。
 トヨタもよほど自省し、自覚を持たないと先行き危ういことになるのではないでしょうか。

 いずれにしても、「品格」が求められるのは、個人よりも組織だと思います。
 「品格」のある組織(家族なども含めて)にこそ、「品格」のある個人が生まれる。
 相撲協会も個人の「品格」を求める前に、組織(協会)の「品格」を高める努力をした方がい
いのではないでしょうか。
    

2月分( 「 説明不足じゃないって! 」  )
22-02-01
 
 正月も終わったころ、カゼの症状もやっと治ってきました。
 が、何とも軟弱な体であることを痛感。
 ま、「大病をしないことを良しとすべし」ということでしょうか。
 「何だかんだ言いながら、70歳を過ぎてもゴルフに行っている。」
 というのが理想なんですが。

 1月19日。
 血圧の薬がなくなったので、お医者さんに行きました。
 このところ、血圧がちょっと高めに推移していますので、お医者さんから
 「24時間の測定をしてみましょう。」
 という提案があり、実施することになりました。
 1時間ごとに勝手に血圧を測る「装置」をつけて一日生活するものです。

 「薬はまだ少しはありますか?」
 と問われたので
 「まったくありません。」
 と答えると
 「それでは1日分だけ薬を出しておきます。」
 「明日また来て下さい。血圧計の測定結果を見て薬を処方して出します。」
 とのこと。

 「わかりました。」
 と、「係りの人」に血圧計を装着してもらい、薬局で1日分の(従来の)薬をもらって帰宅。
 1日分の薬の代金は350円。
 薬を出すにも固定費があるので、1日分の薬をもらうと割高になるようです。
 通常4週間分の薬をもらってきますので、新しい薬になるかもしれませんが、明日は4週間
分の薬が処方されるはずです。

 翌日、11時に血圧測定が(自動で)行われたのを確認してその血圧計を外し、お医者さんに
持って行きました。
 当然、診察と薬の処方をしてもらえるものと思って待っていると、看護婦さんがやってきて
 「今日は、血圧計の測定結果が出せませんので、また別の日に来て下さい。」
 と言う。
 「えっ。今どきパソコンにつないだら、ササッと出てくるんじゃないの?」
 「だいたい、今日結果が出ることを前提に、薬を1日分しか出さなかったんじゃないの?」
 って突っ込むと、今度はやおら「係りの人」を呼んできた。

 「係りの人」も同じように
 「24時間分のデータを出さなきゃいけないので、今日はできません。」
 という。
 「じゃあ、いつ来たらいいの?」
 って聞くと
 「明後日(22日)に来てもらえれば、結果が出てます。」
 とのこと。

 「そんなんだったら、最初から3日分の薬を出してくれれば良かったじゃん。」
 「あと2日分の薬をもらわないと!」
 すると看護婦さん
 「説明不足で申し訳ありません。」
 と言うので
 「説明不足じゃないって!ミスなんだよこれは!」
 と言い返すと、看護婦さんはまた奥に引っ込んで行きました。

 やがてまたその看護婦さんがやって来て
 「先生がごめんなさいと言っています。」
 「薬をまた処方すると料金がかかりますので、前回3日分出したことにします。」
 「薬局へ行って、2日分の薬をもらって下さい。」
 と言う。
 「薬局にはどう言えばいいの?」
 と聞くと
 「薬局にはこちらから電話しておきますから。」
 とのこと。

 薬局に行ってみると、処方箋なしで薬を2日分出してくれて
 「料金を100円いただきます。」
 とのこと。
 「領収書は前回の分と合わせて3日分としておきますので、差し替えて下さい。」
 と、450円の領収書をもらってきました。

 そして22日にまたお医者さんに行くと
 「血圧計の測定結果を見ると、結構安定しています。」
 「今までの薬のままでいいでしょう。」
 ということで、結局いままでと同じ薬を4週間分処方してもらってきました。

 薬局のおっちゃんに
 「結局薬は今まで通りだそうですわ。」
 と言うと、おっちゃんも苦笑い。

 「大山鳴動して鼠は一匹も出なかった。」
 というお話。

 *********************** 話変わって *****************************************

 政治状況が混沌としています。
 マスコミはこぞって政治資金の問題を取り上げています。
 コメンテータも一斉に「小沢さん」を攻撃しています。
 国会でも予算の審議はそっちのけで、政治資金の問題を追及しています。
 そして国民も9割の人が「小沢さん」を批判し、内閣支持率も低下しています。
 民主党政権の先行きは不透明な状況になっています。

 でも、これでいいんでしょうか。
 確かに政治資金の問題をクリアにすることは重要ですが、それが天下・国家を左右するよう
な大問題なんでしょうか。
 政治資金の問題は、政治資金規正法で企業・団体献金を廃止するなどの処置が必要です。
 これは国会でしっかり議論すれば法律はできるはずです。
 そんなこともしないで、モグラたたきのように、検察の趣味のような裁量で特定議員の不正を
炙り出していても、何も進歩はないでしょう。
 それから、根本的には陳情の要らないような政治システムにするとか、それこそ天下・国家
を論じるような崇高な議論が必要です。

 素人のサッカーは、ボールのあるところにワーっと群がってしまいます。
 こういうのを「ミツバチサッカー」と言います。
 国民もこれといっしょです。
 いつもそうですが、ワン・オブ・ゼムの一点集中型です。
 せいぜい中学生(小学生かな?)のサッカー程度の、フォーメーションを組んだような見方・
考え方・行動をしないと、この国の先行きは希望がありません。
 
 ・・・てなことを、私はずーっと言い続けています。
 でも、もうあきらめた方がいいかもしれません。
 希望が見出せません。

 私はこの数年間、自治会や学校や市の業務などに関わる何がしかの(無給の)奉仕・仕事を
してきましたが、そこにも希望の光は見出せませんでした。
 それぞれの組織や個人が、実にいい加減なものでしかありません。
 とにかく現実を見ようとしません。
 とにかく考えようとしません。
 とにかく行動しようとしません。
 現状に流され、退化していくだけのように見えます。

 私が何を言っても反応しません。
 議論をして、結論を出して、実行するということをしません。
 そのうち「口うるさいややこしいおっさん」として干上がります。
 私の力不足なんでしょうけど、ボランティア的立場では何ともなりません。
 地域ですら、こんなものなんです。

 今では(精神的に)ほとほと挫折感を味わっています。
 もうあきらめました。
 「何か役に立てれば・・・。」
 と思って引き受けたそれぞれの仕事ですが、役に立っていないことを痛感しています。
 私の場合、「役に立つ」というのは、何かが変わったり、前進したり、改善したりすることだと
思っていますので、単に雑用を引き受けたからといって役に立っているとは思いません。
 相手側は(雑用をこなすという意味で)役に立っていると思っているかもしれませんが。
 (それすら思われてないかな?)

 これからは、いろんなところに関わるのを止めようと思っています。
 これまで引き受けてきた(無給の)奉仕・仕事も、どんどん辞めていこうと思っています。
 ケセラセラな人たちから離れて、私がケセラセラな生活をしていこうと思っています。
     

1月分( 「 物事の本質は・・・ 」  )
22-01-01
 
 12月は忘年会シーズンだからということでもないですが、飲み会がいくつかありました。

 12/11には名古屋の藤が丘というところで、昔の会社の関係者との飲み会がありました。
 金曜日なので、岐阜駅から私の家までは最終23:45発のバスが運行されています。
 このバスに乗って帰るためには、藤が丘を22:40ぐらいの地下鉄に乗り、名古屋駅でJRに
乗り換えれば間に合います。
 名古屋駅から岐阜駅までは20分ほどです。

 ということを前提にして飲んで・食べて・しゃべって・・・。
 「話はつきないですが・・・。」
 と22:30ごろにはその飲み会もお開きとなり、藤が丘駅から地下鉄に乗りました。
 
 「間もなく、なごや〜、なごや〜。」
 というアナウンスで目が覚め、淡々と地下鉄を降りJRの切符を買ってホームに行きました。
 「次の電車は・・・?」
 と案内を見ると「23:32」となっています。
 「ん・・・?」
 と自分の携帯の時計をみると23:30。
 一瞬わけがわかりません。
 これだと岐阜駅からの最終バスには間に合いません。

 淡々と藤が丘で地下鉄に乗り、淡々と名古屋駅で降りたはず。
 「なのに、どうして?」
 20分〜30分時間が合いません。
 考えられるのは、地下鉄の名古屋駅を通り越して終点の高畑駅まで行き、折り返してきてち
ょうど名古屋駅に着いたとき目が覚めたということです。
 また
 「やっちまったなー。」

 結局岐阜駅からはタクシーで帰ることになりました。

 *********************** 話変わって *****************************************

 今年の世相を現す漢字は「新」だそうです。

 我が家にとっての「新」は何といっても「8代目」の誕生です。
 私の生活スタイルとしては、特に目新しいものはありませんでした。
 来年からは少し生活スタイルも変えて、新しい生き方を指向したいと思っています。

 政治の方も新政権ということで期待が集まりましたが、今やその政権の支持率は50%を切
るほどのところまで急落。
 政治家もそうですが、国民も意識を相当に変えないと本当の「新」は生まれないのではない
でしょうか。

 先ごろ滑稽な議論をしていました。
 中国副首相を天皇陛下と合わすことについて、宮内庁長官が
 「政治利用だ!」
 という発言をし、それに乗っかって安倍元総理が出てきて
 「政治利用以外の何物でもない。」
 と言い
 谷垣自民党総裁も
 「政治利用はけしからん」
 と民主党を批判し・・・。
 天皇陛下はそっちのけです。
 結局「政治利用」しているのは「政治利用だ!」と言っている人たちなのではないでしょうか。
 こんな議論の中で「新」は生まれません。

 この間、お医者さんに行った時の受付での看護婦さんとおばあちゃんの会話。
 「おばあちゃん、お体変わりありませんか?」
 「はい。健康です。」
 「・・・??」

 国民も物事の本質をきっちり知り、しっかり考えるようにしないと進歩はありませんよね。
    

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